不遇な世代
いや、特に私が不遇というわけではなくて。 サッカーの話です。しかも、不遇といってもオリンピックに対してです。 オリンピックのサッカーは23歳以下という年齢制限がります。 つまり24歳では出場できないわけです。 では、一つ前のオリンピックではその世代は20歳ですし、予選を含めれば19歳からという事になります。 19歳や20歳で代表に選ばれるのは大変です。しかし、今でこそ世代を超えて活躍する選手たちも居ますが(森本・平山、過去でいえば中田、松田など)、その世代にしてみれば3年の差は大きく、その機会を逃せばまずオリンピックには選出されるチャンスはないでしょう。 つまり、プロになってそこそこの選手がプロ2~3年目の選手と競い合うのは酷なことです。 その世代にあたるのが、84年・80年・76年・72年生まれという事になります。 今回のA代表の中でその生まれ年の人は 楢崎 正剛 1976.04.15 茶野 隆行 1976.11.23 福西 崇史 1976.09.01 加地 亮 1980.01.13 鈴木 隆行 1976.06.05 遠藤 保仁 1980.01.28 玉田 圭司 1980.04.11
大黒 将志 1980.05.04
今回は選ばれていませんが 名波 浩 1972.11.28 西澤 明訓 1976.6.18 西 紀寛 1980.5.9(シドニーオリンピック直前に突然選出されました) 長谷部 誠 1984.01.18(昨シーズンベストイレブン) 菊地 直哉 1984.11.24(アテネオリンピック選出) 以上の選手たちです。 遠藤や菊池を除いては、オリンピック時にあまり名前を聞いたことがないでしょう。 西に関しては直前に選出されていますが、正直、当時名前を知っている人は少なかったと思います。 菊池に関しては世代を超えて期待されている選手で、特別だといえます。 それ以外の彼らがオリンピックに対して不遇の世代だと言えると思います。 例えば、長谷部は昨シーズン急成長した選手で、来年オリンピックがあるとしたら、確実に選ばれる選手だと思います。 前回のワールドカップもそうでしたが、半分がオリンピックで活躍した世代で もう半分がこのオリンピックの不遇の世代だと言えます。 遅咲きと言われるかもしれませんが、タイミングが恵まれなかっただけであり 逆に、彼らの力もあって日本の総合力があるのだと思います。 つまり、一見、オリンピックで活躍して(中心になった)選手たちがもてはやされがちですが、 彼らの世代の頑張りもなければ、過去のワールドカップ予選や本大会の日本の躍進もなかったと思います。 昨日の北朝鮮戦は見ることができませんでした。 いい試合だったらしいので、見たかったぁ~。 大黒が活躍したとの事だったので、ふとこんな事を考えていました。