映画「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序」
正確なタイトルは「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序 EVANGELION:1.0 YOU ARE (NOT) ALONE」なんだそうだ。「新世紀」が消えてちょっと寂しい。 はてさて、この映画をどう評価して良いものやらとずっと考えてはいるのですが、本当に難しいです。 おそらく初見の人は訳が分からぬうちに事が展開してしまっているだろう。と考えると、単にロボットのアニメーションや戦闘描写を楽しんで頂けるかといったらなんとも言えません。つまり、個人的には表現力という点では流石といいますか、評価されて良いと思うのですが、肝心のストーリーについて、前提として前作を知っている人と知らない人とではだいぶ捉え方が変わってくると思います。
今はマニアと言えるほど熱を帯びているわけじゃありませんが、かつてのめり込んでいた私としては、ストーリーの流れは(内容はともかく)だいぶ急展開だった印象があります。これでは初めて見る人は置いてけぼり感を食らうのは仕方ないだろうと思うわけです。 ですから、完結編が出てから一通り見ないとおそらくは満足できないだろうと思います。あと3作くらいありますが。 それまではある意味でリピーターたちの映画なのかなと。 いわゆるエヴァ経験者にとっての私たちにとっては前作との違いを楽しんだりするのだ最高の目的で、それらは充分に満足できました。むしろ次回作の予告編見てしまうと次が気になって仕方ありません。たぶん次ぎの作品もそうやって次の次を期待してしまうのだろうな。 あとはヒッキーの曲が意外と合っていてむしろエヴァ熱を高めるのに助長していたように感じます。これDVDでたら絶対に買っちゃうだろうな。 という訳であまり初心者にはオススメできない映画でした。(今から見るなら前作を見る必要がある)