虹色の悪夢
いろいろ重くなってきたので降ろしてしまおうかと。 大晦日に悪夢を見た。前日に友人と飲み過ぎたのかその夜から熱と吐き気と下痢にみまわれ妻の実家だというのに散々な状態だった。そんな時に夢を見た。
津波の夢だった。地震があったかどうかはよく分からない。 正確には津波が引いた風景だった。砂浜には沢山の遺体がごろごろ横たわっており、おぞましい光景が広がっていた。 そこで視点は俯瞰になりなぜか虹色のオーロラのようなベールが視界いっぱいに広がり、眩しさが増していき真っ白になった。 断片的にはそういった記憶だ。 おそらく3月11日の夜に聞いた「若林区で200から300の遺体を発見」との一報の記憶だと思われる。そして虹はなんだったんだろうか。中国では虹は不吉なものとも聞く。新年早々、しかももうすぐ子供産まれるというのに、なんて夢なんだろうと思った。神様がそう仕向けたとしたとしたら、まぁ好意的にとらえるとメメントモリと言うようなことなのかもしれないと思った。「死に寄り添え」と。